icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻8号

1990年08月発行

特集 初期発生学の進歩と臨床

Pregnancy lossをめぐる諸問題

Post-implantation(着床後)

著者: 佐治文隆1

所属機関: 1大阪大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.641 - P.644

文献概要

 Early pregnancy lossの正確な頻度は不明であるが,臨床的に妊娠が確認された症例における自然流産率は約15%と考えられている。しかし自然流産が起こる頻度は理論的にはこの値よりも高いとされており,全妊娠の78%もの高値になるともいわれるが,その大部分は妊娠が確認されず,従って流産と確認されないままに経過していると考えられる1)。本稿では着床後(Post-implantation)に起こるearly pregnancy lossについて,その診断基準や発現頻度を概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら