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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻8号

1990年08月発行

臨床研修セミナー 手術手技

IV.子宮脱の手術

手術適応と術式の選択

著者: 武田佳彦1 滝沢憲1

所属機関: 1東京女子医科大学産婦人科

ページ範囲:P.646 - P.653

文献概要

 日本婦人の平均寿命は80歳をこえ世界一になった。萎縮性外陰・腟炎,骨粗鬆症および性器の下垂・脱は致命的な病気ではないが,高齢婦人がより快適に,またactiveに生活する上で克服すべき重要な疾患と思われる。前二者が薬物療法で治療効果が期待できるのと異なり,性器下垂・脱は手術以外に有効な治療法はない。本稿では,性器下垂・脱の病理,発症機序,治療原則を,森ら1)が最近提唱した骨盤ヘルニア管理論の立場で記述し,ついで私達が実際に行っている性器脱手術術式の理論・コツを記した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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