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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻1号

1991年01月発行

文献概要

今月の臨床 不育症—その対策のすべて 原疾患との関わり

8.染色体異常と不育症

著者: 大浜紘三1

所属機関: 1広島大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.32 - P.33

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 受精卵の40〜50%は染色体異常例で,その多くは臨床的に妊娠と診断される以前に死亡し,妊娠6〜8週での異常率は5〜6%となり,さらにこれらの多くは自然流産や早死産として失われ,出生時での異常率は0.6%前後となる。すなわちヒトの生殖過程では非常に多くの染色体異常妊卵が生じ,そしてその大部分は出生前に死亡しているのである。したがって,不育症の病態を考える上で染色体異常は必要検討項目の1つとされる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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