icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻1号

1991年01月発行

今月の臨床 不育症—その対策のすべて

検査・診断の進め方

11.HSG検査でわかること

著者: 長田尚夫1

所属機関: 1日本大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.40 - P.41

文献概要

 臨床的に不育症は,妊娠の成立を認めるが流産をくりかえす場合をいうが,子宮卵管造影(HSG)によってわかる習慣性流産の原因は,子宮腔の形態異常が原因となる疾患で子宮筋腫と子宮奇形がその代表である。近年,内視鏡や超音診断装置等新しい機器の臨床応用によって子宮,卵管卵巣を取り巻く器質性不妊や不育症の正確な診断が可能となってきた。この子宮腔の形態異常の診断には一般にHSGが用いられるが,必ずしも容易に診断できるとは限らず,造影法の工夫が必要となる。われわれが行っている造影方法も併せて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら