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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻1号

1991年01月発行

症例

Meigs症候群を呈した卵巣莢膜細胞腫の1例

著者: 井川洋1 大頭敏文1 乾貞治1 森下一1 青野敏博1 水野和人2 佐野寿昭3

所属機関: 1徳島大学医学部産科婦人科学教室 2徳島大学医学部第3内科学教室 3徳島大学医学部第1病理学教室

ページ範囲:P.119 - P.122

文献概要

 我々は本邦においてまだ数例しか報告のない,Meigs症候群を呈した卵巣莢膜細胞腫の一例を経験した。症例は,71歳の主婦で,胸水貯留のため内科入院中に血中CA125の異常高値を伴った右卵巣腫瘍が発見され,当科にて卵巣癌の疑いにて両側付属器切除術および単純性子宮全摘出術を行った。術後病理組織検査にて卵巣腫瘍は卵巣莢膜細胞腫であることが判明し,術後胸水は速やかに消失,血中CA125濃度も著しく低下した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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