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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻10号

1991年10月発行

文献概要

今月の臨床 子宮筋腫—こんなときどうするか 保存療法の効果と限界

24.漢方は効くか

著者: 相羽早百合1

所属機関: 1至誠会第二病院

ページ範囲:P.1192 - P.1193

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 子宮筋腫に対する治療法としては,従来より手術療法があげられているが,最近ではその随伴症状の改善を目的とした薬物療法として,17α-ethynyltestosteroneの誘導体であるダナゾールや,LH・RHアゴニストであるブセレリンを使用した薬物療法の有効性が報告されている。しかしこれらの薬剤には副作用も認められている。
 今回当科を受診した患者で,原則として鵞卵大以上,手拳大以下の子宮筋腫を有する患者で,なおかつ随伴症状を伴うものに漢方の代表的な駆瘀血剤である桂枝茯苓丸を投与した63例について,臨床的に治療効果を検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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