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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻11号

1991年11月発行

今月の臨床 計画妊娠—合併疾患への対応

内分泌・代謝性疾患

10.重症筋無力症

著者: 雨森良彦1

所属機関: 1日本赤十字社医療センター産婦人科

ページ範囲:P.1262 - P.1264

文献概要

 重症筋無力症myasthenia gravis(MG)は自己免疫疾患で,抗AChR(acetylcholine receptor)抗体が罹患筋群の筋-神経接合部を破壊する。この結果神経刺激伝導が低下し骨格筋力が低下し疲労しやすくなる。
 妊娠は母体MGを増悪,特に産褥期に危機(crisis)をきたすこともある。妊娠中の薬物投与量については吸収-排泄の生理的変化が大きいためその時々に応じて再調整が必要である。MGは母体の死亡率,罹病率,流早死産,早産率を上昇させている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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