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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻11号

1991年11月発行

今月の臨床 計画妊娠—合併疾患への対応

膠原病

15.大動脈炎

著者: 村島温子1 橋本博史1

所属機関: 1順天堂大学医学部膠原病内科

ページ範囲:P.1278 - P.1279

文献概要

 大動脈炎症候群は,大動脈およびその分枝におきた特殊炎症とその瘢痕性収縮による血管内腔狭窄により生ずる諸症状を総括した呼称である。昭和57年より59年までの全国調査で確認された患者は2,606人であり,決して多くはないが,潜在的患者も相当数いると考えられ,若年女性に多発する点も含めると,この疾患の合併妊娠の管理に対する知識は重要である。
 ここでは,まず大動脈炎症候群が妊娠・分娩に及ぼす影響および妊娠,分娩が大動脈炎症候群に及ぼす影響について述べ,つぎに本稿の主題である計画妊娠,すなわちどのような患者に妊娠を許可し,妊娠,分娩,産褥の経過をどのように管理していくべきかについて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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