文献詳細
文献概要
今月の臨床 計画妊娠—合併疾患への対応 腫瘍
18.乳癌
著者: 小山博記1
所属機関: 1大阪成人病センター外科
ページ範囲:P.1286 - P.1287
文献購入ページに移動 乳癌の好発年齢は40〜50歳であり,妊娠の多い年齢とはずれているので,妊娠と乳癌が合併するのは実際はむしろ稀である。その頻度は,乳癌を母数とすれば0.4〜2.8%,またわが国での集計では0.8%であり,一方,妊娠回数を母数とすると0.9〜3.1/10,000であり,頻度がかなり低いことがわかる。
しかし,実際に妊婦に乳癌が発見されたとき,妊娠および乳癌に対してどのような処置をとるべきかは臨床家を悩ませる重要な問題でもある。そこで,本稿では妊娠に絡む乳癌診療の問題点について概説する。
しかし,実際に妊婦に乳癌が発見されたとき,妊娠および乳癌に対してどのような処置をとるべきかは臨床家を悩ませる重要な問題でもある。そこで,本稿では妊娠に絡む乳癌診療の問題点について概説する。
掲載誌情報