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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻12号

1991年12月発行

特集 エコー 診療マニュアル

婦人科

9.化学療法中の卵巣癌のフォローアップ

著者: 京哲1 井上正樹1

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院産婦人科

ページ範囲:P.1377 - P.1379

文献概要

卵巣癌の再発像(図1)
 卵巣癌(serous cystadenocarcinoma)stageⅢcにて単純子宮全摘術および両側付属器摘出術施行,肉眼的には病巣はほぼ摘出し,術後約1年半にわたりcyclic PAC療法を行うも,腫瘍マーカー(CA125)の上昇が認められた症例。
 ダグラス窩に腹水が貯留し,腹膜面より腹腔内に突出する境界不整で乳頭状,内部に一部echo free spaceの混在する充実性腫瘤が認められる。この像は画像診断上典型的な悪性所見を呈しており,腹膜面における卵巣癌の再発像と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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