文献詳細
文献概要
特集 エコー 診療マニュアル 胎児
50.胎動誘発試験
著者: 辰村正人1
所属機関: 1鳥取大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.1477 - P.1479
文献購入ページに移動 胎動誘発試験は胎児触診などの外的刺激法が一般的だが,本稿では純音および閃光胎児刺激による胎動誘発について述べる。本特集号はエコー診療マニュアルであるが,胎動誘発試験では胎動記録が重要なため胎動心拍数図を用いたので,図には超音波診断画像ではなく,胎動心拍数図を呈示する。
インフォームドコンセントを対象になったすべての妊婦から得たうえで,胎動誘発試験を施行した。胎児反応の指標として,胎動発生と胎児心拍数変動の2現象を用いた。これらの2現象のうち,どちらか1つ以上を刺激後4秒以内に認めた場合を反応陽性とした。すなわち刺激後4秒以内に発生した胎動を誘発胎動と定義した。以上の判定基準で,母体腹壁を通して胎児刺激を行った。
インフォームドコンセントを対象になったすべての妊婦から得たうえで,胎動誘発試験を施行した。胎児反応の指標として,胎動発生と胎児心拍数変動の2現象を用いた。これらの2現象のうち,どちらか1つ以上を刺激後4秒以内に認めた場合を反応陽性とした。すなわち刺激後4秒以内に発生した胎動を誘発胎動と定義した。以上の判定基準で,母体腹壁を通して胎児刺激を行った。
掲載誌情報