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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻2号

1991年02月発行

今月の臨床 Preterm PROM—34週までの問題点

胎内治療

17.Tocolysisの実際

著者: 太田孝夫1

所属機関: 1帝京大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.182 - P.183

文献概要

 子宮内感染を併発したpreterm PROMに対して,tocolysisを行うことは禁忌とされている。しかし,妊娠32週未満の肺が未熟で,子宮内感染がなく,羊水漏出の少ない症例には,tocolysisを行って,肺が少しでも成熟するのを期待することには異論は少ないものと思われる1)
 現在,さまざまな作用機序により子宮収縮を抑制する数種類の薬剤が市販されているが,陣痛抑制剤として,健康保険が適用されているのは交感神経β受容体作働薬であるritodrineとisoxsupu—rineの2つにすぎない。しかも認められている投与法はritodrineの静注ならびに経口投与,とisoxsuprineの筋注と経口投与のみである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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