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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻3号

1991年03月発行

文献概要

今月の臨床 子宮体癌—理解のためのQ&A 33 発生要因

1.体癌は増えているか

著者: 蔵本博行1

所属機関: 1北里大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.262 - P.263

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 欧米では,子宮体癌は頸癌に比べて多い疾患である。全子宮癌のうち体癌の占める頻度は,過半数から70%であるとされる。この体癌の増加現象は,1960年初頭から徴候を見せ始めたようである。
 ひるがえって,本邦ではどうであろうか。同様に体癌の増加傾向が実感されるものの,正確には把握されていないのが現状であろう。これまで子宮頸癌が圧倒的に多数を占め,かつ高い死亡率であったため,単に子宮癌と一括されていたこと,また全国的な癌登録の整備が遅れていることも一因と考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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