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今月の臨床 子宮体癌—理解のためのQ&A 33
発生要因
文献概要
欧米では,子宮体癌は頸癌に比べて多い疾患である。全子宮癌のうち体癌の占める頻度は,過半数から70%であるとされる。この体癌の増加現象は,1960年初頭から徴候を見せ始めたようである。
ひるがえって,本邦ではどうであろうか。同様に体癌の増加傾向が実感されるものの,正確には把握されていないのが現状であろう。これまで子宮頸癌が圧倒的に多数を占め,かつ高い死亡率であったため,単に子宮癌と一括されていたこと,また全国的な癌登録の整備が遅れていることも一因と考えられる。
ひるがえって,本邦ではどうであろうか。同様に体癌の増加傾向が実感されるものの,正確には把握されていないのが現状であろう。これまで子宮頸癌が圧倒的に多数を占め,かつ高い死亡率であったため,単に子宮癌と一括されていたこと,また全国的な癌登録の整備が遅れていることも一因と考えられる。
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