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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻3号

1991年03月発行

今月の臨床 子宮体癌—理解のためのQ&A 33

発生要因

2.高齢者の体癌は若年者とどう違うか

著者: 蔵本博行1

所属機関: 1北里大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.264 - P.265

文献概要

 子宮体癌の予後を不良にする因子として,われわれの経験から次のものが挙げられる1)。すなわち,①臨床進行期の進行,②深い筋層浸潤,③低分化組織,④リンパ節転移,⑤卵巣転移,⑥閉経後の高齢者,⑦頸部浸潤,⑧PR(プロゲステロン受容体)陰性。
 これらの所見はほぼ諸家の報告でも一致しているが,上記不良因子に含まれているように,ここで話題となる高齢者の体癌も,若年者のそれに比べ,一般に予後が不良であることが多い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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