icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻3号

1991年03月発行

文献概要

今月の臨床 子宮体癌—理解のためのQ&A 33 手術療法

20.試験開腹ことどめる要件

著者: 小沢満1

所属機関: 1国立大阪病院産婦人科

ページ範囲:P.310 - P.311

文献購入ページに移動
 試験開腹とは病的臓器・組織(多くは悪性腫瘍)を摘出する目的で開腹したが,腫瘍の進展が高度で摘出を断念し,閉腹する場合をいうものと理解している(南江堂の医学大辞典ではやや異った説明がなされている)。
 腫瘍の高度な進展は,予期しないものであることもあるし,恐らくは摘出不能であろうと思われるが患者側の希望が強く運よく摘出可能であればという希望をこめて,あるいは摘出不能であることを開腹によって確認して患者側に納得をさせる意味を含めて行われることもある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?