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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻4号

1991年04月発行

今月の臨床 月経とその異常

月経とその発来のメカニズム

1.思春期発来機序

著者: 荒木重雄1 玉田太朗1

所属機関: 1自治医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.382 - P.384

文献概要

 思春期は生殖機能の成熟に伴い,身体的心理的に大きな発達を遂げる時期とされるが,それは休眠状態の視床下部—下垂体—卵巣系の機能が賦活されることを意味する。この視床下部—下垂体—性腺系の賦活化の第1ステップは下垂体—性腺で起こるのではなく,GnRH分泌ニューロンで起こるとされている。従って,小児期にはGnRH分泌ニューロンの活動を抑制する中枢機構が働いているということが言える1)。以下,女性におけるこれら複雑な神経内分泌調節を中心に平易に述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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