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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻4号

1991年04月発行

今月の臨床 月経とその異常

月経とその発来のメカニズム

2.初経の時期と第二次性徴

著者: 黒島淳子1

所属機関: 1東京女子医科大学第2病院産婦人科

ページ範囲:P.385 - P.387

文献概要

 視床下部—下垂体—卵巣系の働きのなかでnega—tive feedback機構の視床下部における感受性の低下によると考えられるGnRHの分泌増加,さらに神経内分泌系の抑制解除とgonadotrophinの分泌増加,卵巣ホルモンE2の増加を招き,一方では副腎性ステロイドの増加も生じ,身長の急進,陰毛,腋毛の発生,皮下脂肪の増加などの第二次性徴の出現となり,初経の発来へと結びつくと考えられる。また初経も年々早傾化がみられていたが,最近はほぼ停止して来たようにもいわれており,それらにつき検討したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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