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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻4号

1991年04月発行

今月の臨床 月経とその異常

月経異常と全身疾患

11.全身疾患が月経に及ぼす影響—腎障害、肝障害、内分泌疾患

著者: 平野睦男1

所属機関: 1東北大学医学部附属病院分娩部

ページ範囲:P.414 - P.416

文献概要

 月経異常は主として性腺系の内分泌異常,すなわち視床下部—下垂体前葉—卵巣系の機能的ならびに器質的異常によって惹起されるが,一部には性腺系の内分泌異常以外の他の疾患に随伴しても発症することが知られている(表1)1)。この中,甲状腺疾患や副腎皮質疾患のごとき内分泌疾患,および糖尿病や肥満などの代謝性疾患と月経異常との相関については,比較的多くの研究成績が報告されてはいるが,腎疾患や肝疾患などの全身疾患がどの程度月経異常の原因となっているか,またどのような機序で月経異常となるのか,などについて現在でもなお解明されてはいない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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