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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻4号

1991年04月発行

今月の臨床 月経とその異常

月経異常—その鑑別と治療

27.無月経の治療—不妊女性

著者: 杉並洋1

所属機関: 1愛媛大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.456 - P.458

文献概要

 多くの場合,無月経は無排卵を意味し,不妊を惹起する大きな要因である。よって,不妊女性が無月経を訴える場合には直ちにその鑑別を行い,治療に入るのが妥当である。無月経の鑑別については本誌でもすでに述べられているのでそれを参照していただきたい。
 最近,排卵誘発法は長足の進歩をとげ,大多数の無排卵婦人で何らかの治療により排卵周期の回復がみられる。もし,無排卵が唯一の不妊因子である場合には,その夫婦における妊娠期待値は一般対照群におけるそれに匹敵すると言われている。本稿では現在行われている排卵誘発法などについて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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