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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻4号

1991年04月発行

文献概要

今月の臨床 月経とその異常 月経異常—その鑑別と治療

30.月経困難症

著者: 武谷雄二1

所属機関: 1東京大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.464 - P.466

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月経困難症の定義
 月経困難症(dysmenorrhea)とは月経に伴う病的な下腹痛または腰痛をさす。大半の女性は月経期に一致した程度の差こそあれ骨盤の痛みを自覚するが,月経困難症というには疼痛軽減の目的で医学的治療を求める程度のものに限定すべきである。なお月経困難症はしばしば月経に随伴する疼痛以外のさまざまな症状,たとえば頭痛,悪心,嘔吐,下痢などを包含した症候群として広義には定義されているが,あくまでも下腹痛や腰痛など骨盤を中心とした痛みが主体となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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