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今月の臨床 月経とその異常 月経異常—その鑑別と治療
31.機能性子宮出血
著者: 北井啓勝1
所属機関: 1社会保険埼玉中央病院産婦人科
ページ範囲:P.467 - P.469
文献購入ページに移動 病的な子宮出血の原因は表1のように様々である。機能性子宮出血の定義は,出血の原因が器質的な病変によるものではない,子宮内膜からの病的な出血である。月経は器質的な変化のない子宮出血であるが,生理的なもので,病的ではない。妊娠および血液疾患により起こる子宮出血は,機能性子宮出血とはしない。
機能性に対して,器質的な変化の認められる子宮出血には,妊娠による出血,癌,筋腫,ポリープなどの腫瘍性の出血,炎症による出血,外傷による出血などがある。
機能性に対して,器質的な変化の認められる子宮出血には,妊娠による出血,癌,筋腫,ポリープなどの腫瘍性の出血,炎症による出血,外傷による出血などがある。
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