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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻5号

1991年05月発行

今月の臨床 更年期障害

更年期の症状をどう把えるか

20.精神神経症状の鑑別

著者: 今崎牧生1 中野弘一1

所属機関: 1東邦大学医学部心療内科

ページ範囲:P.562 - P.563

文献概要

 更年期障害と鑑別を要する精神疾患は,概ね非定型的な不定愁訴を有する群と思われる。精神障害の診断基準は1980年にアメリカ精神医学会の診断基準(DSM-Ⅲ)が発表され,従来より操作的なものに変えられた。そしてさらに1987年に,現在普及している改訂診断基準(DSM-Ⅲ-R)となった。この中で従来疾病概念が不明確であった「神経症」などの名称がなくなり,より記述的なものに変更された。本稿では精神神経疾患の内,身体症状を呈することの多い病態を新しい診断基準(DSM-Ⅲ-R)にそって紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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