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今月の臨床 今日の癌検診 子宮頸癌
5.HPV陽性者の取扱い
著者: 佐藤信二1
所属機関: 1東北大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.643 - P.645
文献購入ページに移動 子宮頸癌の組織発生および自然歴については,従来より前癌病変(境界病変)とされる異形成(軽度・中等度・高度)および上皮内癌を経て浸潤癌に至ると説明されてきた。一方,近年の分子生物学の進歩により,ヒトパピローマウイルス(HPV)と子宮頸癌およびその前癌病変との密接な関連が知られるようになり,子宮頸癌の組織発生におけるHPVの関与は無視できない事柄となっている。
しかし,HPV陽性と診断された症例をいかに取り扱い,現行の癌検診体制に組み込んでいくべきか問題点も多い。本稿ではHPV感染診断法の実際と現時点におけるHPV陽性者の取り扱いにつき述べる。
しかし,HPV陽性と診断された症例をいかに取り扱い,現行の癌検診体制に組み込んでいくべきか問題点も多い。本稿ではHPV感染診断法の実際と現時点におけるHPV陽性者の取り扱いにつき述べる。
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