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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻6号

1991年06月発行

今月の臨床 今日の癌検診

老健法

27.老人保健法と子宮癌検診

著者: 金沢浩二1 笹川重男2 宮川糧平3

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室 2新潟市医師会 3新潟県医師会

ページ範囲:P.713 - P.715

文献概要

 がんは3大成人病の中でも最も重大な存在となり,その早期発見を目的とする検診体制の確立が望まれている。婦人科癌についてみると,わが国の子宮がん検診は,既に20数年前から,いくつかの地域で散発的に,また一部の地域では先駆的な集団検診として啓蒙的に行われていた。また,日産婦学会および日母でもそれぞれの立場から,検討と対応がなされてきたところである。しかし,今日の子宮がん検診事業の急速なひろがりに大きなインパクトを与えたものは,老人保健法の施行であった。すなわち,従来は単に政令による国の補助金事業として,主として都道府県単位で実施されてきた子宮がん検診が,国の正式な事業として実施されることになった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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