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今月の臨床 今日の癌検診 老健法
28.老人保健法による乳癌検診
著者: 森本忠興1
所属機関: 1徳島大学医療技術短期大学部
ページ範囲:P.716 - P.718
文献購入ページに移動 わが国における乳癌は増加傾向を示し,2000年には全国の女性乳癌の推定罹患者数が2万4,000余名に達し,女性の癌罹患数のなかで第1位を占めるものと予測されている。このような動向のもと,わが国では1987年から老人保健法による保健事業第2次5カ年計画で,視・触診法による乳癌検診が健康診査の一環として導入された1)。しかし,この検診には当初から問題点もみられ,平成4年度からスタートする第3次計画では見直しが検討されている。本稿では老健法による検診の現状と問題点などを述べたい。
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