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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻6号

1991年06月発行

Current Clinic

分娩前胎児管理試験としてのバイオフィジカルプロファイル変法(modified BPP,MBP)の有用性

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久産婦人科医院

ページ範囲:P.719 - P.728

文献概要

 分娩前胎児死亡率を低下させるための検査が生化学的検査から超音波診断および胎児心拍数モニターを使った検査に変わり,分娩前胎児死亡率も低下してきた。最近.日本でもNSTおよび羊水量推定の組み合わせによる分娩前胎児管理試験が使用されるようになったが,米国における普及に比べると,未だ極めて少数の施設でしか行われていない。他の分娩前胎児管理試験としてcontraction stress test(CST)およびbiophysical profile(BPP)があり,主にnon-reactive NSTのbackup testとして利用されている。日本ではnon—reactive NSTの次に行うbackup testの方法,分娩前胎児管理試験の開始時期などで諸外国との違いが見られる。そこで分娩前胎児管理試験の開始時期,backup testの問題点などを検討し,当院での3年間の成績と比較し,modified biophysical profile(MBP)の有用性について解説した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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