文献詳細
症例
出生前に胸腹結合体の診断を下し,帝王切開にて生児を得た症例
著者: 渡辺清彦1 高梨子篤浩1 小沼利安2 橘文紀3 赤沼直也3 平井滋4 川崎幸彦4 遠藤力5 佐藤章5
所属機関: 1福島県立会津総合病院産婦人科 2福島県立会津総合病院麻酔科 3福島県立会津総合病院病理部 4竹田総合病院小児科NICU 5福島県立医科大学産婦人科
ページ範囲:P.743 - P.746
文献概要
妊娠中に二重奇形を診断するには超音波診断法が有力な検査法となっているが,これらの予後は,大部分は不良とされている。本例は現在,他院NICUで管理中であるが双児が心臓を共有し分離手術は困難と診断されている。
以上,今回我々は胸腹結合体の一例を経験したので妊娠後期に診断される胎児奇形のカウンセリソグに対する考究を添え,報告する。
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