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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻7号

1991年07月発行

カラーグラフ 産婦人科領域におけるレーザー療法・1

子宮頸部の異形成・上皮内癌に対する蒸散法

著者: 蔵本博行1 脇田邦夫1 泉貴文1

所属機関: 1北里大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.756 - P.757

文献概要

 子宮頸癌に対する治療法が縮小される傾向にある.これは治癒率の向上,ひいては診断法の進歩と検診法の普及によって,頸癌が早期で,あるいは前駆症である異形成の状態で発見される頻度が増加しているからであろう.レーザー療法は,このような縮小手術療法の延長線上にあり,子宮そのものを摘除することなく,妊孕性を温存し分娩にも支障を来たさないことから,“保存療法”とも呼ばれる.本法は,挙児を希望する婦人に有用であるが,そればかりでなく,子宮摘除を嫌う高年齢層に対しても大きな福音となっている.
 ここでは,子宮頸部へのレーザー療法のうちレーザー蒸散法について述べることとしたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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