文献詳細
今月の臨床 胎児診断—テクニックと評価
超音波
文献概要
胎児がwell-beingにあるかどうかの評価法として胎児心拍モニタリングが広く用いられているが,心拍数に異常があっても実際には胎児仮死ではなかったということはよく経験することで偽陽性の高いことがその欠点であった。近年,超音波診断法の進歩により胎児の形態,発育,行動などの観察が容易に行えるようになってきた。1980年,Manningらは超音波検査で得られる胎児呼吸様運動(FBM),胎動(FM),筋緊張(Fetal tone),羊水量(AFV)にNSTを合わせた5項目の観察を行うスコアリングシステムを提唱し,これをBiophysical profile(BPP)と名付けた。
FMやFBM,Fetal tone,FHRは胎児の状態をそのまま現しているいわばacuteなパラメーターであり胎児のwell-beingをreal timeに,あるなしの二元的な評価によって効果的に評価できる。
FMやFBM,Fetal tone,FHRは胎児の状態をそのまま現しているいわばacuteなパラメーターであり胎児のwell-beingをreal timeに,あるなしの二元的な評価によって効果的に評価できる。
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