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Current Therapy
各種薬剤の局所注入による子宮外妊娠の保存療法について
著者: 田中俊誠1 藤本征一郎1
所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.855 - P.860
文献購入ページに移動 われわれが子宮外妊娠(以下外妊)に対するmethotrexate(MTX)による保存的治療法を発表1)して以来,内外において施行されるようになり,その有効性が確認されるに至った2)。因みに1986〜1990の5年間に主だった雑誌に発表された外妊に対するMTX療法に関する論文は70近くにもなる。
現在では副作用の発現を防止する,発現しても症状を軽減させる,さらに治療期間を短縮する目的で,ロイコボリンによる救援療法3),MTXの大量点滴静注法4),外妊局所への注入(以下局注)療法,などが考案され,施行されている。最近では,MTX以外の薬物の局注による保存療法がヨーロッパ諸国を中心に盛んに行われている。
現在では副作用の発現を防止する,発現しても症状を軽減させる,さらに治療期間を短縮する目的で,ロイコボリンによる救援療法3),MTXの大量点滴静注法4),外妊局所への注入(以下局注)療法,などが考案され,施行されている。最近では,MTX以外の薬物の局注による保存療法がヨーロッパ諸国を中心に盛んに行われている。
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