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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻8号

1991年08月発行

今月の臨床 外来でみる感染症

感染症とその治療

15.トリコモナス

著者: 北尾学1

所属機関: 1島根医科大学産科婦人科

ページ範囲:P.936 - P.937

文献概要

 腟炎の発生には腟の自浄作用と関係があるとされているが,現に外来患者の20〜30%は腟炎であることから臨床的には重要な疾患である。腟炎のなかで最も多いのが,腟トリコモナスTrichomonas vaginalisという原虫(図1)によって起こるトリコモナス腟炎trichomonas vaginitisであり,性行為感染症sexually transmitted disease(STD)の1疾患でもある。さらに腟炎の治療にあたり,症状および帯下の性状による鑑別診断(表1)が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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