文献詳細
今月の臨床 外来でみる感染症
感染症とその治療
文献概要
従来,頸管炎はその臨床像をはじめ診断や治療がクリアーカットに行えず,比較的等閑視されてきた。しかしクラミジア頸管炎が,性感染症(STD)と関連して臨床上重要となり,産科的にも流早産,絨毛膜羊膜炎,前期破水,新生児感染症の原因となり注目されている。また子宮腟部びらんに伴う慢性頸管炎の取り扱いなど,その抱える問題は多岐にわたっている。そこで本稿では頸管炎の臨床上の問題点について,2,3述べてみたい。
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