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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻8号

1991年08月発行

今月の臨床 外来でみる感染症

感染症の関連増長因子

27.ピル

著者: 植村次雄1

所属機関: 1横浜市立大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.972 - P.973

文献概要

 ピルは手術による永久避妊を除くと最も確実な避妊法で諸外国では避妊法の中で最も広く用いられている。わが国でも1987年より低用量ピルの臨床治験が開始され,現在,厚生省へ申請がなされているので,間もなく厚生省の認可がおりる段階となってきている。日本ではピルの服用者が少ないこともあって,殆ど報告はないが,欧米ではカンジダ腟炎,クラミジア感染などの高い罹患率がピル服用者で報告されてきている。そこで腟カンジダ症,クラミジア感染,淋病,骨盤内感染症pelvic inflammatory disease(PID)とピルとの関係について以下に述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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