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今月の臨床 産婦人科内科—治療のポイント 思春期
5.思春期早発症
著者: 三宅侃1 甲村弘子1
所属機関: 1大阪大学医学部産科婦人科
ページ範囲:P.1038 - P.1039
文献購入ページに移動 思春期早発症の治療法は,本法を惹起した原因疾患により異なるし,治療効果は治療開始時の年齢や重症度によることは,他の疾患と同様である。しかも本症では10歳未満の女児を対象とするので,診断や治療の適・不適が,その児の長年にわたる生活に影響を与える。本症ではエストロゲンの早期分泌 ↓ 過剰な骨成熟 ↓ 当初暦年齢より高身長 ↓ 骨端線の早期閉鎖 ↓ 最終的に低身長となり,これを矯正治療することが最も重要である。したがって本症では,早期の診断が要求され,適切な治療が必要である。
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