icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科45巻9号

1991年09月発行

今月の臨床 産婦人科内科—治療のポイント

思春期

5.思春期早発症

著者: 三宅侃1 甲村弘子1

所属機関: 1大阪大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.1038 - P.1039

文献概要

 思春期早発症の治療法は,本法を惹起した原因疾患により異なるし,治療効果は治療開始時の年齢や重症度によることは,他の疾患と同様である。しかも本症では10歳未満の女児を対象とするので,診断や治療の適・不適が,その児の長年にわたる生活に影響を与える。本症ではエストロゲンの早期分泌 ↓ 過剰な骨成熟 ↓ 当初暦年齢より高身長 ↓ 骨端線の早期閉鎖 ↓ 最終的に低身長となり,これを矯正治療することが最も重要である。したがって本症では,早期の診断が要求され,適切な治療が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら