icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻1号

1992年01月発行

今月の臨床 子宮内膜症

病因と病態

5.増殖とステロイドレセプター

著者: 寺川直樹1

所属機関: 1烏取大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.22 - P.23

文献概要

 子宮内膜症は生殖年齢層に発症すること,そして内膜症組織は去勢により萎縮をきたすことから,内膜症の増殖ならびに進展は卵巣ホルモンであるエストロゲンに依存することが明らかである。月経血の経卵管逆流による内膜片の骨盤腔内移植が内膜症発生の誘因と考えられているが,本症の罹患率は30歳より40歳代前半にわたって最も高いことから1)(図1),長期間のエストロゲン刺激のもとに内膜症は増殖,進展するものと考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら