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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻1号

1992年01月発行

文献概要

今月の臨床 子宮内膜症 病因と病態

6.月経痛のメカニズム

著者: 小池弘幸1 池ノ上克1 森憲正1

所属機関: 1宮崎医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.24 - P.26

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 子宮内膜症は,狭義には外性子宮内膜症を意味するが,広義にはこれに加えて子宮腺筋症をも含む。しかし,外性子宮内膜症で月経痛を伴うものは30%に過ぎないが,子宮腺筋症では月経痛は程度の差はあるが必発の症状である。
 近年,欧米では内・外性子宮内膜症は発症のメカニズム,臨床症状,治療法も異なるため,それぞれ別の疾患であるとの考えが主流であり,外性子宮内膜症を子宮内膜症,内性子宮内膜症を子宮腺筋症として区別している。従って,ここでは月経痛が必発である子宮腺筋症における月経痛のメカニズムについて話をすすめていきたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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