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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻1号

1992年01月発行

文献概要

今月の臨床 子宮内膜症 子宮腺筋症

20.腺筋症と子宮筋腫の鑑別

著者: 藤井信吾1 小林弥生子1

所属機関: 1信州大学医学部産科学婦人科学教室

ページ範囲:P.62 - P.63

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 腺筋症と子宮筋腫はともに性成熟期の子宮に発生する良性腫瘍で,その臨床症状および内診所見が類似し,また両者を合併していることも多いことからその鑑別診断は必ずしも容易ではない。しかし,子宮筋腫核出術を施行する際は腺筋症と子宮筋腫の鑑別は必須である。また,閉経前の腫大した子宮が腺筋症であれば,閉経を待てば保存的対応が可能となることや,手術の適応を判断する際に両者の鑑別が必要となることがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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