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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻1号

1992年01月発行

原著

女性と味覚

著者: 渡利英道1 和泉宏彌2 田中俊誠1 藤本征一郎1

所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科学教室 2和泉産婦人科医院

ページ範囲:P.115 - P.119

文献概要

1)黄体期では卵胞期と比べ明らかに味覚感受性は低下し,感受性に周期性のあることが認められた。また,健康男子と比較すると塩味をのぞき月経周期のいかんによらず感受性は低下し,塩味だけは黄体期に限り男子より低下していることが認められた。
2)妊娠に際しては,妊娠3ヵ月で急激な感受性の低下がみられ,漸次回復し妊娠5カ月より黄体期にみられる感受性の範囲を推移するが,塩,酸味に限り妊娠9ヵ月で再び軽度感受性の低下する傾向が認められた。
3)更年期婦人の感受性は成熟婦人の卵胞期でのそれと比べ低下が認められた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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