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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻11号

1992年11月発行

今月の臨床 思春期診療

症状とその対応

5.外陰・腟の炎症

著者: 黒島淳子1

所属機関: 1東京女子医科大学第二病院産婦人科

ページ範囲:P.1300 - P.1302

文献概要

 小児期の腟・外陰炎は,非特異性腟炎であることが多いが,初経の発来,第2次性徴の出現をみる思春期になると,卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて,腟壁の上皮や粘膜は厚さを増し,細胞は増殖をし,月経周期と平行した変化を示すようになってくる。デーデルライン桿菌による腟自浄作用も見られるようになる。
 また,排卵性周期や,無排卵性においてもエストロゲンによる頸管分泌量の増加から,帯下の増量を感ずるようになってくる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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