icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻11号

1992年11月発行

今月の臨床 思春期診療

症状とその対応

7.無月経

著者: 石塚文平1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学産婦人科

ページ範囲:P.1306 - P.1307

文献概要

原発性無月経
 定義
 初経発来が遅延した場合に,どの年齢から原発性無月経とするかの定義は,当然,平均初経年齢の低下にともない変化すべきである。近年,生理的遅延による初経未発来女子の割合は,14〜15歳ですでに非常に低く,平野らの1980年の調査でも15歳で0.33%,16歳で0.15%という1)。すなわち現在ではこの年齢ですでに正常女子のほぼ100%が初経発来を見ると考えられる。したがって,原発性無月経の検索,治療も日本産科婦人科学会の定義である18歳まで待たず,15歳または高校入学時には開始すべきであると考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら