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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻11号

1992年11月発行

文献概要

今月の臨床 思春期診療 症状とその対応

8.月経困難症

著者: 足高善彦1

所属機関: 1済生会兵庫県病院

ページ範囲:P.1308 - P.1310

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 月経期間中で月経に随伴して下腹痛,腰痛,腹部膨満感,頭痛,いらいら感や乳房痛などの病的症状が強く,そのために日常生活が障害されるものを『月経困難症』という。本症は一種の症候群で,子宮内膜症,生殖器の先天異常,子宮筋腫や炎症などのために生じる器質性(続発性)のものと,このような骨盤内臓器の異常を伴わない機能性(原発性)のものがある。思春期女性ではほとんどが機能性であるので,ここでは機能性月経困難症を中心に,その診断と治療法の概要をまとめた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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