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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻11号

1992年11月発行

今月の臨床 思春期診療

治療上の問題点

21.手術療法

著者: 上田克憲1 大浜紘三1

所属機関: 1広島大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.1346 - P.1348

文献概要

 女性の性機能,とくに妊孕性に関する機能を正常化しそれを温存することは産婦人科医療の目的のなかでも最も重要なものであり,したがって若年女性,なかでも性機能の発育途上にある思春期女性に対する手術療法の位置づけは,挙児を遂げた女性や更年期女性におけるそれとはおのずから異なる。また,若年者の手術にあたっては,機能温存手術を第一選択とすることは当然であるが,その他実施時期の選択,美容上の工夫,患者や家人への説明などにも格別の配慮をはらうことが必要である。本項では,自験例を中心にこれら思春期の手術療法に関する問題点について述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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