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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻11号

1992年11月発行

今月の臨床 思春期診療

思春期と性

22.性教育—現場からの問題提起

著者: 高岡邦夫1

所属機関: 1シロアム病院

ページ範囲:P.1349 - P.1351

文献概要

 性教育については,従来否定的見解が強く,たとえば「寝た子を起こすな」,「性教育など受けなかったが,何ら支障はなかった」などという見解が多かった。しかし,思春期の児童・生徒の身体的発育の向上や,社会的環境の変化により,性に対する考え方,性の価値観にも変化をもたらすことになった。加えて,性情報の氾濫と性の商業化によりいっそう性行動の活発化となって現われた。もはや,性教育が必要か否かを議論する時代ではなくなった。学者や識者は性教育は人間教育であると強調している。改めて,性教育の必要性や重要性を喚起しなければならないと考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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