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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻12号

1992年12月発行

コラム 常用併用療法—私の処方

六君子湯—ブロモクリプチン

著者: 高橋克幸1

所属機関: 1国立仙台病院

ページ範囲:P.1435 - P.1435

文献概要

〔併用療法の目的〕
 Bromocryptineは麦角アルカロイド誘導体で,2-bromo-α-ergocriptine methylatee:CB 154,(Parlodel®)と呼ばれている。作用は,1)視床下部のDopamine受容体を刺激してprolactin分泌を抑制する。
 2)乳汁分泌抑制作用。
 3)Gonadotropin分泌促進作用。
 4)成長ホルモン分泌抑制作用。
 5)中枢神経系に対する作用。
 抗振戦作用,レセルピン拮抗作用など。副作用として悪心,嘔吐,食欲不振,ときに胃痛・腹痛,胃部不快感などの消化器障害,肝障害(GOT,GPTの上昇),めまい,血圧低下,発疹などが現われることがある。これによりしばしば治療が中止される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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