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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻2号

1992年02月発行

文献概要

今月の臨床 妊娠と免疫 不妊・不育症と免疫異常

15.抗精子抗体

著者: 大頭敏文1 鎌田正晴1 青野敏博1

所属機関: 1徳島大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.182 - P.183

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 抗精子抗体に関する研究の歴史は古く,19世紀末にはすでに動物実験で受胎障害との関連が報告されている。1960年代にヒトにおける不妊症との関連について報告され,以来,抗精子抗体と不妊に関する研究が進められている。不妊症の発症機序が明らかになるにつれ,治療法についても種々の検討がなされてきた。最近,体外受精胚移植法(IVF-ET)が臨床に応用され,本症の治療方針も変化してきている。本稿では抗精子抗体による不妊症について概説するとともに,今後の問題点について考えてみる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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