臨床婦人科産科46巻2号

1992年02月発行

今月の臨床 妊娠と免疫

妊娠合併症と免疫—母児をどう扱うか

28．SLE

著者： 神谷仁¹ 和田芳直¹ 木戸口公一¹ 藤田富雄¹ 新田豊¹

所属機関： ¹大阪府立母子保健総合医療センター母性内科

ページ範囲：P.217 - P.219

文献概要

　近年，免疫学の進歩により妊娠成立，妊娠経過に多くの免疫系が関係していることが判明してきた。
　膠原病は免疫バランス不全の代表的疾患であり，なかでも生殖年齢の女性に好発するSLEが最も重要であると思われる。