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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻3号

1992年03月発行

今月の臨床 胎児治療—どこまで可能か

外科的治療法—手技

9.交換輸血法

著者: 進純郎1 荒木勤1

所属機関: 1日本医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.286 - P.288

文献概要

 歴史的に行われてきた胎児輸血は重症血液型不適合妊娠での胎児腹腔内輸血である。本法では横隔膜下のリンパ管からの血液の吸収を期待するもので,極めて不確実な方法である。そのため胎児水腫のない胎児貧血の場合限って有効な方法であると考えられる。
 Rh不適合妊娠に対しde Crcspigny(1985)は超音波ガイドで胎児輸血を施行した。最近では,Jacquestin(1981),Grannumら(1986)が子宮内胎児交換輸血を行っている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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