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今月の臨床 胎児治療—どこまで可能か 疾患と治療
19.胎児鏡下レーザー照射による双胎間輸血症候群の治療
著者: 名取道也1 田中守1 石本人士1 野澤志朗1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.320 - P.321
文献購入ページに移動双胎間輸血症候群は妊娠中期に発症した場合,周産期の死亡率は56-100%,生存児の有病率も非常に高値を示す重篤な疾患である。羊水穿刺,供血児の中絶,母体へのジギタリス投与等が対応策として報告されているが,有効な治療法といえるほどの結果は得られていない。
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