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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻3号

1992年03月発行

今月の臨床 胎児治療—どこまで可能か

予防的治療

21.人工羊水

著者: 今中基晴1 荻田幸雄1

所属機関: 1大阪市母子センター産婦人料

ページ範囲:P.326 - P.328

文献概要

 羊膜腔に液体が満たされていることにより胎児にとってさまざまの利点がもたらされる。胎児の自由な動きが確保されること,胎児にとって外力に対するクッションとなること,温度などの胎内環境維持に有利であること,さらには胎児に関するさまざまな情報が得られることが期待される。羊膜腔が減少する羊水過少では,臍帯圧迫による胎児仮死,肺低形成,四肢の変形などの合併症を発症する可能性が高くなり,羊水過少の原因となる基礎疾患に応じた個別的な対応が求められる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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