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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻3号

1992年03月発行

Current Research

顆粒膜—莢膜細胞間相互作用と卵巣機能—コラーゲン膜両面培養系を用いた機能形態学的研究

著者: 小辻文和1

所属機関: 1福井医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.347 - P.356

文献概要

 近年,内分泌臓器の機能が細胞レベルで研究されるようになり,各臓器は一つの機能環の中の一部分であると同時に独立した機能単位でもあることが明らかになりつつある。
 生体に存在する実質臓器は複数の種類の細胞によって構成されるが,各細胞はバラバラに混在するのではなく,必ず同種の細胞の集塊が接する構築をとる。特に上皮系細胞と間質系細胞が基底膜を介して接するという構造は各実質臓器の基本的細胞構築で,その生理学的な役割が何であるのかはこの半世紀間特に形態学者達の関心を引き付けてきたテーマである1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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